快適なビーチリゾート ウミガメの産卵も

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第10回はマダガスカルのビーチリゾートについてです。ヨーロッパでは、マダガスカルはビーチリゾートの島として知られています。特に有名なのが、北西部にある島「ヌシ・ベ」と東海岸に浮かぶ「セント・マリー島」です。8月のバカンスシーズンには多くの観光客が訪れます。

 

第10回 快適なビーチリゾート ウミガメの産卵も

 

白い砂浜で繋がるヌシ・イランザ
干潮時、島と島が白い砂浜で結ばれるヌシ・イランザ

 

北西部にある島、ヌシ・ベはマダガスカルを代表するビーチ・リゾートだ。白い砂浜とターコイズブルーの海が広がり、いつ訪れてもヨーロッパからのバカンス客がゆったりと寛いでいる。

 

隣に浮かぶ島、ヌシ・クンバには「ルクベ自然保護区」があり、クロキツネザルやカメレオンなどが手軽に見られることから、家族連れにも人気がある。

 

近年、注目を集めるのがヌシ・イランザだ。潮が引くと、二つの島が真っ白な砂浜でつながるのだ。周りに広がるのはどこまでも青い海。この風景を眺めるために、日本からも新婚旅行などで訪れる人がいるという。

 

この島へはヌシ・ベからボートをチャーターし、約1時間で行くことができる。島内には設備の整った快適なロッジがあり、レストランも完備する。滞在中は、ビーチで寛いでもいいし、ダイビングも満喫できる。従業員によると、運が良ければ、ウミガメの産卵の様子も見ることができるという。

 

東海岸のセント・マリー島もリゾートとして有名だ。この島はヌシ・ベほど観光客が多くなく、どこに行っても静かに滞在できるのがいい。

 

訪れた7月には、 「ホエール・ウオッチング」が始まっていた。南極海からたくさんのクジラが出産と子育てのためにこの周辺やってくるのだ。乗った舟が小型の上、波が荒く、あまりクジラに接近できなかったが、しぶきを上げながらダイブする姿は想像を超える迫力があった。クジラは9月中頃まで見られる。

 

この島は大航海時代には海賊の拠点で、有名なキャプテンキッドもその足跡を残した。海賊ゆかりの地を巡るのもおもしろそうだ。